上宮津のお宝「杉山」の林道から見下ろす上宮津谷 古の戦国時代の歴史が眠る街道村 広がる宮津湾と天の橋立
上宮津の杉山エコガイド部会が 杉山への誘い と題したPR映画を作成しました。
上宮津地域会議規約はこのHPのサイトメニューに掲載しています。
ビジョンづくりの個別訪問ヒアリング・ワークショップ・Webアンケート・女性アンケート(総合集計)
① 上宮津で好きなところは何ですか?
ア. 自然と環境
・季節ごとに自然を楽しめ(春は花がきれいで、夏は川で水遊び、秋は栗や紅葉・きのこ、冬は雪遊びなど)きれいで豊かな自然の中で生活できるところ。(山や川・動物やホタル・満点の星空・美味しい空気・風景)。大江山の麓で自然の風景が好き。
・ゆっくりと暮らせる雰囲気がある 静かで、のんびりと散歩でき、川で遊び、海で泳ぐことができる。近場でアウトドアな遊びもできる。
イ. 地 域 性
・地域の方が優しく子供のことをとても気にかけてくれる。交通量も少なく子供を安心して遊ばせて、のびのびと子育てができる環境がある。
・市街地から少し離れているが駅も近い。車さえあれば、スーパーなどの買い物には困らない(10分圏内)
ウ. 人
・人とふれあえる場や祭りなどの地域行事、イベントが多く大変なこともあるが、地域の方がみんな仲良く優しくて協調性があり専門的なスキルを持った人が多い。
・先輩方のサポートも厚く外から来た者にもすごく親しみをもって接していただけて、とても嬉しい。みんなが明るく地域のために動いている姿がとても元気で、地域への愛を感じる。
・生まれ育った村で住みやすく、上宮津に戻って自分の子供に上宮津での経験を体験させたい。
・寛容な人が多い 無形の雰囲気(人と人のつながりが強い)
② 上宮津に足りないところ、上宮津の良くないところは何ですか?
1. 子育て世代が住みにくい
ア. 娯楽施設、
・子供の遊べる整備されたきれいな公園がない。遊ぶところがない。遊ぶところと言えばミップル。
・保育所、学校がない。
・若者が住む条件には、少なくとも近所にスーパーや公園などがないと。
・子供同士、世代間また全年代間での交流が少ない。子供が少ないので、放課後遊んだりできない。
(生活環境、文化の違い、時代の流れも原因)
・先輩からの押しつけのイベントでなく若者発信の企画
・子供対象のイベントが少ない。
イ. プライベートの確保
・地域住民と出会うたびに声をかけてもらえるが、出産について(子供はまだか、早くつくりな…)など、本当はそっとしておいて欲しいこともある
ウ. 産業の創出と地域のPR
・地域で仕事、働く場所がない(男女差もある)。女性の働き場が少ない。職種が少ない。なりわいを地域としてつくっていく必要がある。
・店がない。
・杉山や、ホンモロコなどアピール部分はあるが目玉となる、大きな売りとなるものがない。
・スキー場を利用してイベント(アウトドアイベント)をすれば盛り上がるのでは?
・せっかくの地域の良さが発信されていない。
・耕作放棄地が多い。
エ. 自由な時間と生活環境
・集金常会、各種集会、行事があり毎月拘束されるところ。
・区によって雰囲気が違い、他の区と意見が合わないことがある。
・空き家が多く、そのままの状態が多い。
・福利厚生不足 老後の暮らしになれば心配なところはある。(交通、病院、雪、買い物など)
・区費が高い(移住者、若い世代)
・変化のない習慣とルール(若い世代の発言権)。祭りなど夜中から歩くのはどうか(今の時代に合わせて変えていって欲しい)
・草刈りなど地域の面倒ごとが多い。
オ. 人が少ない
・伝統的なお祭りなどイベント開催時のスタッフ確保
・IUターン者が少ない(自分の子供に推奨できない)
・若い世代が少ない、静か、目立っていない。(PR不足?)
・中間層(30代~40代)が少ない
・近隣市町村に住む方も多い。
③ 上宮津で欲しい施設、お店等、生活で何を望みますか?
ア. 施設・設備の充実
・公園×桜などの並木道×お店(カフェ・パン屋など)がくっついたようなエリア→人が集まってのんびりできる場所
・子供も遊べる公園、広場、屋内施設・アスレチック場 スポーツができる施設
・教育施設 児童館・ビジターセンター 遊び場のような場所 高速高架下の活用
例)理想は、外には遊具があり、中には少し本があり、読んだりできる場所で子どもが遊びに来たり高齢者の方の交流スペースがあり、セルフでお茶やコーヒーが飲める
時々、手作りおやつなど、誰かが置いて、1個何円ご自由に!みたいなエリア。それぞれの年代が行く目的をたくさんつくる。
・老人ホーム
・旧スキー場の利活用を含め、山の散策やサイクリング等の活動促進拠点
イ.店 舗
・パン屋、駄菓子屋 飲食店 野菜の販売所 休日マルシェの開催
・.働く場所
ウ. 交通機関の充実
・冬に除雪車がすぐにくるようにして欲しい。
④ 幼児期からの子供育成に力を入れるためにどんな取り組みを望まれますか?
ア. こうして子供を育む
・子どもでも参加できるイベント(演奏が聴ける、森・山を歩く、お米作り、アート作品にふれる等)の継続 →いろんな体験・経験をさせたい。
・城山にクイズの立て札をつくる。・薬師さん、昆沙門さん、数馬さん、お不動さん、蛇綱、今福の滝などのスタンプラリーをつくる。
・食育・伝統的な行事などを親子や地域の方々と共に取り組む。
・自然を活かした体験や高齢者との交流。
・行事・文化の伝承ワークショップ、クラブ活動。
・地域の運動会・地域行事を続けてほしい。(子供からお年寄りまでが触れ合える空間を望む)
・上宮津小学校跡の体育館を本格的なジム(子供から大人まで遊べるジム、「にっこりあ」の大きいバージョン)にしてみてはどうか?
・児童館のように日常的に子供が気軽に集まれる場所(遊んだり、宿題をしたり)
・幅広い世代との交流(自然を活かした体験や高齢者との交流)
・子守のような見守り活動
・学習塾、習い事教室、楽しく勉強できる場
・落語など古典文化に触れさせたい。
・天変地異が起こっても生きていく力をつけること。ワークショップや体験プログラム、自然を生かしたキャンプ。自給自足と火を起こして、自分で食べることができる。
⑤ 上宮津が今後どんな地域になって欲しいと思いますか?
ア. 将 来 像
・上宮津地域次世代ビジョン(素案)のようになって欲しい。
・生産性があり、「上宮津に住みたい、住んでよかった」とより思える地域になって欲しい。
・自然を大切にして、人が集まる地域、楽しそうにしている地域になって欲しい。
・今いる人、外から来る人も大事にする地域。
・店をいくつも増やすのではなく、大きいものを2つくらいにして(遊ぶところ1つ、食べるところ1つ)、あとはイベントにして人に来てもらう地域になって欲しい。
・自然の豊かさはそのままに、上宮津の良さを発信し「上宮津に行こう」「上宮津いいね」と言われいろんな人が訪れたくなるような地域
・若者が帰ってきたい(戻ってこよう)と思う場所(仕事の選択肢がある)
・みんな仲良く、元気であれば、特に欲はない。
・上宮津地区は上宮津地区としてずっと残って欲しい。
・地元を離れた人が地元を知るコンテンツを作る。
・6Gj時代は上宮津から!の施策づくり
イ. 人口 創出
・人口が増え、活気のある地域になって欲しい。
・移住者も増え、子育て世代が増え、もう一度学校を開校して欲しい。
・他にはない地域のつながりや行事があり、楽しい所なので、これが続いて欲しいと思う。
・様々な世代に優しい地域 同世代の人が増えて欲しい。
・上宮津を好きだと思える人が増えてほしい。
・若者が主体となったイベントの創出(若者の流入 関係人口の創出)
・自然の多さを雇用、事業につなげる。
・上宮津発の体験など観光施策の構築
・10年、20年後に上宮津を支えるリーダー的存在になる40、50代の方に今のうちから自治会、地域活動に参加して欲しい。
⑥ その他 自由にご意見をお書きください。
・上宮津祭りをずっと残したい。
・5年後のテーマとして休眠施設の活用や保育所などで新規出店し、パンを売りたい。
・以前は保護者同士のつながりも強かったが、今は、学校行事などでしか出会わない。
行事を行う際に、動くメンバーは限られていて、無関心な人もいる。今後を担っていく世代の意見交換の場や、若い世代が企画したイベントなどができれば良い。移住してきた人たちだけで動いても、地域の方は「よそものがやっている」という感覚になるので、巻き込んでやっていけると良いと思う。
・子育て中の母が短時間だけ働ける場所があると良い。
・バンガロー村を再生してほしい。(グランピングなど)
・大江山スキー場に伐採した木などを利用して屋根付きアスレチック場をつくり、「レストラン」では女性が働けるようにしてはどうか。
・自然豊かな上宮津を少しでも多くの方に知っていただきたい。
・自然を武器にしたアウトドア系の施設を造ると良いと思う。
・みんな忙しいので、忙しいことをいいわけにはしたくないけど、私たち世代は子育てと自分の生活を維持していくことに多くの時間を費やすこともあって、地域のためになかなか活動する余裕がなく、どうしても受動的になりがちで、いつも申し訳なく思う。
・積極的に地域を盛り上げてくれる田舎好きの方を誘致するのも良いと思うが、都会での暮らしに疲れている方や、不登校や引きこもりで困っている御家族の方を誘致して、自然や人とのふれあいの中で元気になってもらう、そんな取り組みや受け入れがあっても良いかと思う。
・大学とか美術館とかライブハウスとかそういうのは都会にあるし、この綺麗な環境に必要なのかな。都会の真似をしても遠くまでわざわざ来ないのでは。田舎がいまいち活かされてない?そこまでいく意味のある別世界的な、都会を忘れられるような、そういうのを生み出した方が話題になって人が集まりそう。星が綺麗に見える大江山に手ぶらで楽しめる貸し出し有りの大きなキャンプ場とか。その大江山にくるお客さんに旧小学校などを使って何か楽しめる企画や田舎体験を提供するとか。中途半端に都会っぽいものをつくっても交通が不便なのでわざわざ来ないのでは。とことん田舎を楽しむ、都会を忘れられる何かで勝負した方が良いように思う。
都会から田舎を求めて観光客が沢山来るような場所になったら、毎年リピーターが増えて、移住したいという人が出てくるのでは。
ワイナリーのバイキングみたいに、京都らしい食材、新鮮な野菜が豊富で健康的な感じのする店があれば都会の人には好まれると思う。
土地も沢山あるし、水も綺麗なので色んなものを育てて、ネットと販売すればそれだけで儲かるのでは。田舎で安く住めるところ与えてもらえば、やりたい若者いっぱいいるのでは。
・弱者にやさしい地域はどんな人もやさしい地域だと思う
・フリースクール的な学校も良いかと思う
・子供自身にもアンケートをしてみるとよいのではないか
・常識にとらわれない新たな着想で財政難を克服
(例えば嫌忌施設の誘致なども選択肢)
今年は、コロナの影響で運動会も中止しましたが、旧上宮津小学校のグラウンドと校舎の庭の清掃作業は例年通り実施しました。
8月3日上宮津地区公民館で宮津市の公共施設管理計画に基づく個別の公共施設の再編方針の説明会が開催されました。
上宮津地区は、平成27年3月に旧小学校の閉校を経験していますが、今回の再編方針は昭和30年代から40年代の高度成長期に次々と建築された市役所や市民会館、地元では、公民館や保育所、大江山施設などの公共施設が老朽化し、耐震基準を満たせず、市の財政収支の悪化から施設の更新も除却もできないまま時間だけが経過して機能不全と不安全状態が続いています。
公共施設の処分と再編問題は、全国共通の課題であることから国・総務省は各地方自治体すべてに公共施設の中長期の管理計画の策定を指導し、個別の施設について再編方針を明らかにするよう期限を切って要請しています。
これを受けて、宮津市も今年9月に再編方針をまとめることにしています。
宮津市公共施設再編方針の内容は、宮津市のホームページで閲覧できますが、今回は上宮津地区の方針と8月3日の説明会の記録を公開します。
上宮津地区は、昔から林業が盛んで毎年8月に盛林寺で行われる辛皮山論の山祭りで語り継がれてきた通り、森林資源が豊富で森林にかかわる歴史が長い。街道村の上宮津地区の昔は農業と薪や炭によって生活していた。杉山や大江山には登り窯の跡が多く残されている。石油や電気エネルギーが来る前は、人々の生活のエネルギーは自然エネルギーの薪や炭が中心であって炭窯はどこにもあった。
上宮津地区の炭窯は、平成には中の茶屋の石間さんの炭窯だけ稼働していた。平成17年に石間さんの指導を受けて喜多の僧都ケ谷に炭窯を建設した。当時の建設の記録をビデオカメラで記録していたので15年ぶりにDVDにまとめ、次代伝承に役立てたいものである。上宮津地域会議顧問 細見節夫
地域おこしの目玉として上宮津地域会議が取り組んでいるワサビ栽培も8年が経過。悪戦苦闘してようやく8合目まで来た。
2020年3月研究会のメンバーで今年こそと決意を新たにして取り組むことを確認した。このDVDは8年間のドキュメントをまとめたものである。
上宮津地域会議では、地域の魅力を簡潔にまとめて、地域の情報発信・広報等に活用するため京都府・宮津市の補助金事業を活用して上宮津の魅力を紹介する小冊子を作成しました。
掲載する情報は、アルファベットのAからZまでの26文字順に、例えばA:愛宕神社)B:バード上宮津のシンボル「はばたく森」)等それぞれの「頭文字ことば」の内容について、短文と写真で紹介しています。
2020年新春お楽しみ会